「花束」
- tanazawahanae317
- 4月27日
- 読了時間: 2分

名前に「はな」が付く人あるあるだと思うけれど、私は花が好きだ。子どもの頃は何かしらお花の仕事につきたいと思っていた。
そういうわけで、私はプレゼントに花束をもらうのが大好き。なかなかできることではないけど、自分で自分に買うのも本当はもっとしたい。
花束をもらって喜ぶ女性と喜ばない女性はは結構キッパリと分かれている気がする。今まで花束が嬉しくないと言った何人かの知人は、物や食べ物の方がよっぽど嬉しいと言う。確かにお花は何かと面倒がつきものだ。
花束が他のプレゼントと違うのは、むしろその儚さが持つ非合理性かもしれない。あっても無くてもよいもの。長くは保たないもの。そんなものをわざわざ選び、お金を払ってくれたことや、非日常的な気恥ずかしさを乗り越えてプレゼントしてくれることに、他にはない特別な贅沢を感じる。いつもあまりにも合理的に、効率的に生きてしまうにんげんだから。一瞬のムダに、たくさんの心が込もる。
私へのプレゼントに迷ったら、小さくてもいいから花束をください。
(4月3日筆・15分)
zuihitsu・・・前日自分に課したキーワードをお題に、最低400字(原稿用紙1枚)で書く練習をしているものの一部出し