ブッチー

Thank you Butchy, I love you.
Thank you Butchy, I love you.

本当は別のことをアップしようと思い、その前にとパソコンでメールチェックをしたら、実家で16年程飼っていた犬のブッチーが亡くなったとの訃報あり・・・。年末クリスマスに帰った時、あまりの弱々しさに覚悟はしていたけれど、いざそうなるとやっぱり色々と込み上げてくる。悲しくて他のことは書けそうもないので、大好きだったブッチーの写真を改めて眺めたりしていた。

 

ブッチーが子犬の頃に我が家に連れてこられた時、私は多分まだ高校3年生くらい。ブチだからブッチーと単純明快な命名をしたのは母。おそらく雑種だけど、猟犬の血が入っているのではと思うくらいに足がものすごく早くて、いつもぐいぐい引っ張るものだから、散歩するのも一苦労。ちょっと油断したら転んでしまう怖さがあって、真冬の地面が凍る時には散歩に連れていけなかったりした。本当は心一杯駆け回りたいだろうに、親も忙しく、私たち子供もそれぞれ独立したりして、それでも変わらず縄につけられたままのブッチーにはいつも心苦しい気持ちがしていた(実際、折に触れて我が家から脱走し、数日後近所の人に連れてこられたりした)。だから、せめて帰った時には毎日散歩に行くようにしていて、私にとっては、ブッチーとの散歩が実家に帰った時の一番の楽しみになっていた。山中湖には、春・夏・秋・冬見たいものがあって、それを見てまわるのに、ブッチーは最高の相棒だった。時々私が立ち止まって写真に時間をかけすぎたりすると、私の身体を数周し、縄でぐるぐる巻きにしてしまう。最初は偶然だと思ってたけど、ある時から意図的だなと思うようになったら、人間のように思えて愛おしかった。

 

ブッチーがいなくなったこれから、私はどう散歩したらいいのだろう。一人でぶらっと歩くよりも、犬を連れているとそれなりに体裁がよかった。上り坂はぐいぐい引っ張っるから、歩くのが楽だった。時々遠くの音に耳をピンと立てて、鹿や鳥がいるのを教えてくれた。いつも同じ散歩道なのに、毎回が冒険のようにワクワクしていた。私もそうなりたいと思わされた。

 

でも私個人としては、ブッチーに対する申し訳ない思いが強いから、また犬を飼いたいとは思わない。縄でつないだり、首輪をつけたり、檻に入れなきゃいけないような動物は、できたら二度と飼いたくない。・・・でもやっぱり、ブッチーなしでの散歩は、寂しいだろうな・・・。

 

Our beloved dog, Butchy died earlier this month. I knew it's coming, as he could barely walk straight when I saw him last on the Christmas time. But it's still sad and shocking to hear the news and I cannot think of anything.  

 

In every season, he was the best buddy for walking. We both loved walking around our neighborhood, which is mostly a forest. For me, I just grew more appreciative to be in a nature as I became older and the longer I lived in a city. For him, every walk was an adventure full of different smells here and there, and it inspired and made me want to be like that, I mean, to find joy and excitement even in everyday routines. 

 

I knew that one day he would pass, but still I cannot visualize myself walking in the forest without Butchy. 

 

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