Pollockを知らずに、Pollockする。

A work by 5th or 6th grade boy (with a help of a younger sister)
A work by 5th or 6th grade boy (with a help of a younger sister)

記憶がフレッシュなうちに、山梨でのアートキャンプの記録。

 

私がこのキャンプに興味を持ったのは、子ども達が自分で考え、「1から10まで」全部自分で作品を作るという趣旨に共感したから。できるところだけじゃなくて、できないところにも自由を与えられたら、子ども達は一体どんなことをしでかすのだろうという面白さを、裏切らずに見せてくれた。

 

私の個人的な体験として、幼児の頃は絵を描くのが楽しかったのに、年を重ねるにつれて、白紙がこわくなった。20の時に、誰にも見せず自分のためだけに描く、ということでもう一度絵を描く楽しさに出会えたのだけど、大抵の人は学校での美術教育によって、アートの本質を知らないまま、ただひたすら規格相応の絵ばかりが描ける大人になっていく。線がうまく引けるとか、色が上手に乗せられるとかってかなり二の次で、アートで一番大切なのは、他人にどう思われようが、自分がいいと思ったことをいいと言えるってこと。勝手なことをやっているようだけど、勝手だからゆえに、表現したことに責任が生じる。自由なようで、社会性がある。それを知って、アートってめちゃくちゃクールだなって思った。

 

このキャンプでは、作りたいものをプラニングさせ、道具の使い方を説明して、素材を提供する。間違った素材や間違った道具、間違った使い方では、作りたいものは仕上がらない。反対に、欲しいものがなかったり、思うようにいかなかった時、どう発想を転換させて作品にしていくか。どうすれば道具がもっと使いやすくなるのか。色んなことを子ども達に試行錯誤させる。大人はなるべく見守るか、ヒントを与えたり、補助する程度(この加減が難しい・・・!)。変なやり方をしているから疲れるだろうし、時間もかかるのに、どの子もものすごい集中力で取り組む。でも奇想天外さとか、ざっくばらんさとか、大人じゃ怖がっちゃうなっていうことを平気でやって見せてくれるから、同じくらい学ばせてもらう。最終日には保護者を招いて、体育館、校舎、校庭、樹海の好きな場所に自分の作品を展示する。一つ一つ巡り歩いて感想を言い合ったりして、終了。最初から最後まで、本当によく考えられたプログラムだった!

 

小学生の子どもや知り合いがいる方には、本当におすすめ!帰ってきた時には何かしらの成長が見られるはず・・・。夏は3泊4日で4回ほど(?)やるみたいなので、ぜひぜひご検討あれ。

 

NPO法人富士山エコネット

 

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