Black Cat under the Half Moon

この前描けないって呟いたのが夜の11時近かった気がするんだけど、その後何だか覚醒が起きまして(笑)、久々に3時近くまで起きて超楽しい気分で過ごしました(笑)。

 

結局まともな作品らしい作品は出なかったけど(←え)、手を動かしながら、何年も忘れていたとーーーーーっても大切なことを思い出し、それが本当に嬉しい夜でした。

 

 

何かというと、私、大きく描くのが好きだったってこと!

 

 

日本に戻ってきてから、意識的にも無意識的にも、少しずつ作品の大きさが小さくなっていたことに、その夜久々に大きめの紙で描いて気が付いたのです。

 

紙が小さくなっていったのは、①保管が楽、②コストが安い、③スキャンなどデータ化するにも扱いやすい。とか、ほとんどが外的な理由で、(もちろん作品に合わせて決めているけど)昔ほど大きい紙にこだわることはなくなっていました。

 

紙の大きさがどうして重要なのかというのをわかりやすくいうと、絵を手首で描くか、肘や肩を起点にして描くか、の違いで、小手先の器用さが求められる作品は、私らしさが一番出るドローイングの作風じゃないってことがようやくわかってきたのです。

 

そういえば私、壁に絵を描くこともすごい好きだったし(何度か機会がありました)、ハケとか雑巾とかスポンジとか、思いつくものなんでも道具にして、そのコントロールしきれないかすれとか輪郭とか、そういうのが私の作品の持ち味だったなぁと、なんでこんな大切なこと忘れてたんだろうって呆れたけど思い出せてよかったです。

 

写真の絵もその夜のもので、これはそんなに大きくないけど、うまくいかなかった絵を、諦めて捨てる前に遊んでやれって感じて上から塗りつぶして(それも私の創作スタイル)こんなことになりました。

 

子どもみたいな絵は、実は左手で描いています。

 

私、元は左利きなのに、小学校に上がる前に自分でペンとお箸は右に直したので、右手は訓練された手、左手は優位なのに放棄された手。

20代で絵を描くようになるまで封印していた左手は、今でも子どもらしさが残っていて、器用になり過ぎないよう、大切に使っています。

 

 

今日、来月の案件の打ち合わせにクライアントと会った帰り道、見上げた空に全く似たような半月がぽっかりと浮かんでいたので、書き留めておきたくなりました。

 

 

 

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