Just a random thought

"A Rock Star ★ in 1962" 2003 or 04 ©︎ Hanae Tanazawa 歌をやっていた友人を描いたもの。先生に、"This is just a rock star in 1962"と揶揄されるも、気に入ったのでタイトルに
"A Rock Star ★ in 1962" 2003 or 04 ©︎ Hanae Tanazawa 歌をやっていた友人を描いたもの。先生に、"This is just a rock star in 1962"と揶揄されるも、気に入ったのでタイトルに

 

学生時代、音楽の趣味は2つ上の兄の影響が色濃く、似合う似合わないは別としてよく聴いていたのは今考えれば結構ロック系だったと思う(ジャンルとかよくわからなくて、ただ音が好きっていう)。Blurとか、The President of the United States of America とか(面白いバンドだったー、"Peaches"とか今MV見たら意味不明w)、世代じゃないけどQueenやThe Beatlesも。女性だとロックじゃないけどTLCとかローリン・ヒル、イギリスのBeth Ortonや本格派アイドルグループAll Saintsなど。懐かしい。ええ、洋楽にかぶれていました。

 

そんな中でも、90年代後半日本でも流行っていたBen Folds Fiveという、ピアノ、ドラム、ベースのトリオバンドは特に大好きで、確かアルバムを4枚出して早々に解散し、その後Ben Foldsがソロになった後でも私はしばらく聴き続けていた。この時私アメリカで大学生だからちょうど2000年頃。

 

Ben Foldsは誰がどう見たって天才なのに、歌詞にはコンプレックスや自信のなさを感じさせる自己卑下した表現が多い。中流階級の白人で、出てくる「工場」や「バス」のモチーフや、アーミーに入ろうとしたエピソードは、アメリカ社会では貧困世帯を思わせる。音がとってもいいのに歌詞があまりきれいではなくて(スラングとかしょうもないエピソードとか・・・きれいな曲もあるけどいつもどこかメランコリック)、なんかバランスが悪いというか、この豊かな音楽性と伸びやかで高めの美声で、もっといい歌歌ってくれれば私ももっと堂々と聴けるのにと思ったりしていた(当時付き合っていた彼に、なんちゅー音楽聴いてるんだとつっこまれた思い出あり笑)。まぁそのアンバランスがBen Foldsなのだろうけど。日本人が書く歌詞って実際には使わないような詩的できれいな表現が多いけど、洋楽ってよく聴くと内容がなかったり、しょうもなかったりして、日本のきれいな店舗でそんな曲がかかっているとちょっとドキドキしたりする。

 

・・・それはいいとして。

 

Ben Foldsの歌詞もしょうもないことが多いんだけど、時々ふと思い出すフレーズがあるのも、他のアーティスト曲にはあまりないこと。多分それは、彼が等身大の言葉で、等身大の思いを綴ったからだろうか。

 

最初のソロアルバムに、アルバム名と同じ"Rockin' the Suburbs"という曲があって、訳し難いんだけど、「近所(直訳は郊外)をロックする」みたいな・・・。その中の、

 

"some producers with computer fixes all my sitty track"

 

(プロデューサーがコンピューターで俺のしょうもない曲をキレイに(fix)する)

 

という、この部分。(MVではs-ワードの部分が無音になるけど、いいや、書いちゃう笑)

 

この歌詞を思い起こすことが時々あって、今日もまた思い出されてしまったから、書くつもりもなかったこのブログをなぜか夜な夜な、書いているのです・・・。

 

Ben Folds Fiveとして来日した頃、一度だけサマーソニックでライブを見たことがあるけど、ベン・フォールズのあのピアノの音は本当に他のピアニストからは聴いたことのない独特な音で、ピアノが特殊なのか?ベン・フォールズの指が特殊なのか?それはよくわからないことなんだけど、とにかく、広い屋外ライブで遠くから聴いてもベン・フォールズの音は抜群に冴えていたので、そのベン・フォールズの音を直そうとするコンピューターって一体何!?けしからんというか、当時からちょっと納得できない部分だったりした。

 

***

 

実はこのベン・フォールズのフレーズを頻繁に思い起こすようになったのは、私がパソコンでグラフィックデザインをするようになってから。

 

絵は原画命!と思っていたものを、スキャンしてパソコンに取り込んで、写り込んでしまった小さな埃をキレイに取り除く作業を覚えた時、ベン・フォールズが嘆いたのはこのことかと、ようやく歌詞の意味を理解した。私にとっても、色調調整とか修正とか、今では欠かせない作業なのです。

 

今日これを書く直前、Canvaという初めて使う無料のデザインアプリで頼まれたYouTubeのサムネイル作りを学んでいて、こんなにも簡単に、デザイナーでなくてもそれなりのデザインができるようになったんだなと思ったら・・・グラフィックデザイナーという仕事もそろそろ廃業間近かな、なんて・・・。コンピューターが、私たちの仕事を一つまた一つと奪っていく・・・。

 

 

なんだか取り留めもない長文になってしまったので、大好きな2017年のベン・フォールズの動画(↓)、わずか10分足らずでお客さんの前でオーケストラ曲を即興制作、演奏するという、以前のユーモアを保ちつつ少しだけ品のいい仕事をするようになった(?)、大人になったベン・フォールズがとてもとても素敵なので、よかったら観てみてください。ミュージシャンってすごい!私も手の技と感性をもっともっと、磨くのだ。

 

Ben Folds Composes a Song LIVE for Orchestra In Only 10 Minutes(約13分)

 

 

おすすめはデビューアルバム: BEN FOLDS FIVE

 

 

翌日の追記:

おすすめ動画で色々出てくるー

これ可愛い〜↓

 

Ben Folds Five "DO IT ANYWAY" f. Fraggle Rock [Official Video]

 

この曲だけの再結成?

おじさんになったロバート(ベース)とダレン(ドラム)みれて嬉しい(でももう10年前か)

やっぱりこの3人の音のバランス最高・・・

 

 

いいかげん仕事せなー

 

 

 

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2020. 5.14. iichiオンラインショップからも『クサボケちゃん』が購入できるようになりました。

 

3.6. 『クサボケちゃん』がプレスリリースされました!

"Kusaboke-chan" is press-released!

https://miraipub.jp/books/2487/ 

 

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