さよなら、ミー

(写真は2021年)
(写真は2021年)

 

ミーとお別れをしました。

 

前回ブログをアップした24日、その日の朝。

早かった。

 

物音で起きると床の上で伸びて苦しそうに息をしていたので、いよいよだと思いました。11日間余分に生き延びてくれたことに感謝しながら、亡くなるまでの約一時間、膝の上で抱き締め、声をかけながら看取りました。

 

 

口を大きく開けて何度も苦しそうに息をするのだけど、いよいよ息を引き取ったのは、私がミーに約束をしたから?それまでは、ありがとうとか、大好きとか繰り返し言ってたんだけど、ミーが聞きたかったのは、私がちゃんと、ミーがいなくても、幸せになることだったんだね。その言葉を一度かけた瞬間、ミーの細くなっていた猫目の瞳孔が広がって、(可愛いまんまる目になった)と思ったら、それが魂が抜けていった瞬間でした。

 

以前犬のサンディを看取った時もそうだったけど、動物はちゃんと人間の言葉がわかっているし、飼い主のことが心配なうちは死にたくても死にきれないのだと思います。動物って人間が思うよりもずっと賢いし、愛情深い。

 

亡くなったのが朝の8時12分だったので、その日のうちにミーを藤野に連れ帰ることにしました。冷たくなっても、硬くなっても、ミーの亡骸は全然怖くなくて、父が庭に墓穴を準備してくれている間、何度も何度も以前と同じようにその体を撫でてあげました。毛並みやでこぼこした骨格を手に記憶させながら、最後はミーを地元の土に還してあげることができました。

 

できることは全てやったから悔いはないけど、今はまだ一気に片付ける気にならないし、どこかに出かける気もしない。

 

料理をしていると、この音立てたらミーが来ちゃうとか、物を広げたままだと汚されちゃうって思いながら、そっか、もう気にする必要がないのかと気付いた瞬間が寂しい。

 

 

でも仕方がないのです。

 

ミーにした約束を、果たしていこうと思います。

 

 

 

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