いろいろ。ぼちぼち。
- tanazawahanae317
- 7月26日
- 読了時間: 3分

お暑いですね!溶けてないですか?
さて、私は先週で石版画コース4回目を終えました。
初めての作品は愛猫・愛ちゃん。
愛ちゃんを目で眺めているうちは、柄が複雑で絵にできるイメージが湧かなかったのですが、彼女の茶と黒のサビ模様は石版画にはだいぶ向いてると思ったのと、ツンデレでちょっと険しい表情も絵にするとまろやかな表情の猫よりも絵になることがわかり、案外良い題材になってくれました。
んでも、石版上でこねくり回しているうちに迷宮入りし、愛ちゃんの身体の上に謎の幾何学模様とか引っ掻いちゃったりして修正を試みるもただただ奇妙な黒猫と化し(笑)、しかも修正しきれず線はしっかり版には残ってしまいました(刷り上がりの写真が今なくて、また今度覚えてたら載せます!)。
石の上に描いた絵がそのまま版になる不思議をこの15年くらいずっと謎のままにしていたのですが、様々な粉や液体で加工し、ドローイングがインク版と化すのを見るのは面白いものです。しかし工程が多く一つ一つの理由がミクロで複雑なので、何度レクチャーしてもらってもまだまだチンプンカンプンだったりします。あと4回終わるまでには身体に入ってるといいなと思うけど、これまで不思議な気持ちで眺めるだけだったリトグラフ作品がどう描かれたのかは見て取れるようになり、制作に対する想像力も一層膨らむようになりました。
2作目(途中)。


2作目の試みは、私がより慣れ親しんでいるコラージュの技法を応用したもの。
画法の先生はピカソの画集。ピカソはどんな素材を与えられても天才で、石版画でもあらゆるアイディアを試し尽くしていてどれも本当に美しいです。そもそもリトグラフに興味を持ったのは、ピカソのリトグラフ(石版画)だけを集めた画集を見たのがきっかけだったかも。
そして切り絵は先にレイアウトをある程度決められるというメリットがあり、一枚しかない石版に対してはさらに利点があるように思います。これは紙にインクをつけて上からバレンで擦って転写してみました。
今回はUnder the Seaみたいなテーマで、水彩っぽいタッチ(背景)とコラージュと、この後加えようと思っているドローイング(手描きの線)で、一枚の作品の中に貪欲に色々試してみたいと思います。
続きは乞うご期待!
さて、ついでにちょっとだけ世間話。
そろそろ家でぼーっとしてるのもやり尽くして満足したので、最近は少し単発バイト入れたり、いい加減また頑張ってみることにしました。エアコンのない暑い倉庫みたいなところで検品作業とかするんだけど(私は暑さに強いから結構大丈夫な方)、見えないところで日々懸命に働いてくださっている方々がたくさんいるんだなぁと密かに感動したり、同時になんで世の中こんなに複雑にできてしまっているんだろうと不思議に思ったりしています。
そうこうしていたらまたとっても楽しみなデザインのお仕事も頂けたので、色々とやる気出してますよ、最近の私!
ぼちぼち頑張ったり休んだり、素敵な夏を過ごしましょうね。




