フランス人は食べるために生きる。ドイツ人は生きるために食べる。
- tanazawahanae317
- 10月7日
- 読了時間: 3分
更新日:10月8日

ここで書いたかどうかは定かではないのだけど、最近はクライアントでもある「たんの和菓子店」さんのバイト店員としてもお勤めさせていただくことになり、週の半分以上家を空けることが多くなりました。
そのせいかどうか、猫の粗相が増えたこと(毎日のようにトイレではないどこかで用を足している)に加え、食事が少し雑になっているなぁと、久々の2連休の今日、改めて思ったりしました。
自分のデザインの仕事も忙しくなってくるので、休みの今日は少しずつでも仕事をこなそうとTo Do Listを書き出したのだけど、疲れた身体がまず何よりも求めていたのは仕事を進めることではなく、ちゃんとした食事を摂ることと、むしろ身体をよく休ませて何もしないことでした。
冷蔵庫の野菜室がほぼ空になった中で、大きな里芋がいくつかゴロゴロとあったので、不意に、夏の間あまり作っていなかったお味噌汁を作ろう!と思ったらそのプロセスが幸せで、私ってやっぱり丁寧な「暮らし」が好きなんだなぁと調理を楽しんでいる自分がいました。
「暮らし」・・・食べること。掃除すること。洗濯。お散歩。猫との戯れ。よく寝る。適度な交際や娯楽。そのために仕事するのであって、その逆ではない・・・のです、私の場合は。
昔聞いた面白い表現があって、「フランス人は食べるために生きる。ドイツ人は生きるために食べる」というものなのだけど、あんなにもお隣り合っていて似ているようなのに価値観が全然違うのは興味深い現象だなと思いつつ、私自身はというと確実に前者。食べる(=暮らす)ために生きる(=働く)。味気ない食事や忙しさを理由に放置された空間は自分を大切にしていないかのようで嫌なのです。悲しいのです、それらを楽しめないことは。
里芋以外にあったのは、いただいた立派な茗荷が一個と、ピーマン一個、玉ねぎ半分。茗荷とピーマンは千切りにしてささみ肉とマヨネーズや醤油で和えて副菜に(後々梅肉も加えた)。玉ねぎも一緒に和えるつもりで薄切りにしたけど、よく考えたら茗荷と玉ねぎは一緒じゃなくていいと思って、普通にオニオンスライスとして醤油+レモン汁+鰹節でいただきました。
夜は余った里芋をグラタンにすることを思いつき、まずはスライスしてレンチン。買ってきた椎茸と玉ねぎをスライスしてバターで一緒に炒め、小麦粉と豆乳を加えてホワイトソース和えに。その上に炒めたひき肉とチーズをのせて焼いたら香ばしく美味しい創作料理ができました。
料理は脳活。絵を描けていなくても、料理することでクリエイティブなエクササイズはできていると思うことにしているのです・・・。





