スイッチは誰が入れる

メガネくま(仮) 2019 ©︎ Hanae Tanazawa
メガネくま(仮) 2019 ©︎ Hanae Tanazawa

 

 

明日から久々に学校で教える仕事があります。

ブックカバーデザインのプロジェクト。

1ヶ月弱、週2回ほど。

 

子どもたちは可愛くて大ー好きなんだけど、教えるのって本当に苦手意識が抜けない・・・。

 

 

理由はいくつかあるけど、(①細かく時間をコントロールしないといけない ②やる気や能力にムラがあるグループを対象にしなければいけない ③おせっかいでも目立ちたがり屋でもない自分の性格、など)、なんというか、やりたくもないことを押し付けている(んじゃないか)っていう感覚が好きじゃなかったりします。

 

 

***

 

 

ちょっと前のブログで「塾に行かずにいい成績を取る方法」を書くかもって言ったんけど、それにも通じることなのかもしれないので書いてみますね(誰の役に立つか知らないけど笑)。

 

 

「塾に行かずにいい成績を取る方法」の結論はズバリ、

「学校の授業を120%の集中力で受けること」です。

 

 

学生だった私はある時こう考えました。

 

「面白くても、面白くなくても、この”45分”っていう時間はこの教室で過ごさなきゃいけないんだよなぁ。だったらこの45分だけ集中して先生の話聞いて、あとは好きなことしよう。」

 

そういうわけで、私はある時自分で自分のスイッチをONにしたのです。

 

 

授業を120%フルコミットで受けることのメリットは様々。

 

①しなければいけない基礎勉強を最小時間で終えられる

②授業態度がいいと先生から評価される

③どんな科目もそれぞれに面白い点があることを知れる(勉強が楽しくなる)

④わからないところは積極的に聞くことでさらに好印象を持ってもらえる

⑤放課後は好きなことに時間を使える

⑥親から小言を言われない

⑦お金がかからない

⑧ちょっとした願望を叶えやすくなる(私は放課後バイトして、高1の春休み初めてイギリスに短期ホームステイに行かせてもらいました)

 

 

ちなみに120%の20%の部分ですが、私はチャイムがなって先生が来るまでの1、2分でその日やる部分の教科書をザッと読みし、それを踏まえた上で授業を聞くと内容が入ってきやすかったです。授業でわからない部分は手をあげたり、終わった直後の先生を捕まえてさっさと問題解決すると先生からも喜ばれて一石二鳥。

 

 

***

 

 

私にはそれなりの素地があったんだろうって思われても困るのでシェアすると、私は本当に平凡な子どもで、小3くらいまで成績は「中の中」でした。ふわふわと日々を過ごす中、ある時明確に、自分で自分のやる気スイッチを入れたことを覚えています(上のとはまた別の話)。

 

その日、黒板の前で先生が何か一生懸命話しているなぁってことに初めて気がついたのです(失礼)。ピンボケしてた先生の顔に急に焦点が当たった、そんな感じ。笑「あの先生は何をあんなに一生懸命話しているんだろう」と、ラジオのチューニングを合わせるようにその話に耳を傾けると、え、なんかおもしろいこといってる!そんな感じで、「中の中」だった私の成績は、次の学期には自然と「上の上」に上がっていました。もしまだその成績表が残っていたら証明できると思います。

 

 

 

 

ちょっと逸れるけど、小3の頃の我ながら面白いエピソードがあって、

私が大人の人に将来の夢を聞かれて、

 

 

「人間になりたい」

 

 

って答えたとか、答えなかったとか(笑!詳しくはこちらのブログ:小3の夢)。

 

 

このやる気スイッチを境に人間として生き始めたのかもと思うと、なんだか辻褄が合うような気がします笑。

 

 

 

 

脱線したけど、とにかくこの日の出来事に関して何かきっかけがあったかというと、何もなかった。

 

でも、人間って唯一それができちゃう生き物なのですよ。何かで読んだのだけど、肉食動物が「明日からベジタリアンになろう」って言ってなれるものじゃないけど、人間は自分の意思である程度のことは変えることができるのです。

 

 

だからね、極論、子どもなんて好きにさせればいいと思っちゃうのです。

その代わり責任は自分で持たせる。

 

 

そんなことばかり考えるから、教えるのが苦手なのですよ。

 

 

 

まーとにかく、頑張ります!

 

 

 

 

 

Untitled 2006(?) ©︎ Hanae Tanazawa
Untitled 2006(?) ©︎ Hanae Tanazawa

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