最近おサボり気味だったお金シリーズです。
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サボっていたというか、本を読んだり映画を観たり、ニュース聞いたりしていたら、もうここで頑張って書いたって間に合わないんじゃないかっていうくらい世のお金が急速に危険な方向に進んでいるように感じるし、おそらく近いうちに相当大きな変化があるのではと思っています。
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読んでいた本は、大西つねきさんという方が2018年に出版した『私が総理大臣ならこうする』(白順社)。つねきさんは元J.P.モルガンの為替ディーラーという金融を知り尽くした方で、貨幣システムのおかしさに気付き3.11をきっかけに政治活動を開始された方。2019年に初めてこの本を読んだときは難しくて何度も読みながら寝落ちしてしまったのだけど(苦笑)、数年ぶりに開いたら、その間に自分も独立して会計とかやるようになっていたこともあり、内容をより明確に理解することができました。私自身、色んな学びが始まったのはこの頃、この本からだっだなぁと思います。
この本が出版されたのはコロナ前で、今はもうここに書かれている内容も部分的にズレを感じるくらい変化が起きていると感じます。最近のつねきさんの発言をチェックすると「自分ももうここまでくるとどういう方法があるのかよくわからない」と仰るくらいに、世の情勢は危険な方向に進んでいるようです。でも、物事が大きく変わるには全て壊されなければならないこともあるから、今ってきっとそんな時代なんだと思います。
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観ていた映画は『マネー・ショート~華麗なる大逆転』というもので、2008年のリーマンショックを描いたもの。私本当に疎かったし大して影響も受けなかったから、リーマンショックがなんなのかよくわからなかったのだけど、この映画と、同様のお勧めで出てきた『リーマン・ブラザーズ 最後の4日間』、『マージン・コール』の3本で大体のことがわかるようになりました。よかったら観てみてください!
今月に入りシリコンバレー銀行が倒産して幾つかの銀行も同じ道を辿り、リーマンショックの再来が懸念されています。アメリカ政府は不安を払拭するのに必死だけど、私は全然ありえると思っています。
リーマンショックは、ごみクズのような不動産証券を他の金融商品などと混ぜて、格付け会社にAAAみたいな評価をつけさせ世界中の投資家に買わせた金融詐欺のような事件。『マネー・ショート・・・』の中では、三つ星レストランの有名シェフが、腐りかけの魚をそのままでは提供できないからぐちゃぐちゃに混ぜ込んでグルメなスープとして提供する、みたいな例で説明していました。最終的にはリーマン・ブラザーズが保険をかけていたAIG(保険会社)をアメリカ政府が資金援助する形で負の連鎖を止めたのだけど(止まりきらなかったけど)、それって汚い銀行家たちの悪行を税金で尻拭いするという理不尽な結末。
ただ、こんな問題も元凶を辿れば、人のお金持ちになりたいっていう願望とか、立派な家や車や海外旅行、他人よりも良い暮らしみたいなものを極度に望み続ける限り、こんなこと何度だって起こりうると思うのです。だから結局、お金に力を与えてしまっているのは人間なのです。お金は便利な道具だけど、食べて美味しいわけじゃないし、雨露をしのいでくれるわけでもない。実体価値のあるものと交換されて初めて意味をなすものなので、ありがたく受け取り、ありがたく使い、適度な距離で翻弄されないマインドを持つことが大切なのだと思います。あと、他人と比較するのを一日でも早くやめること!数字(収入や成績など)の大小で自分や他人の価値を測らないこと。本当の価値はあなたの中にあって、泥棒が来ても盗めないもの。才能や知識や経験や思想、人格や尊厳、存在そのもの。泥棒が来ても盗めないものこそ、あなたの真価なのですよ。
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なんだか書きたいことがうまくまとまらなかったけど、つまりは、今後世界規模で何か起こる可能性はないとは言えないのでできる限りの現実的な備えはしつつ(資産を分散する、備蓄する、助け合えるコミュニティに属す、など)、たとえ持ち金が全て紙屑になったとしても、何が起こったとしても、あなたの価値は失われないのですよ!